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21/04/23

豊田自動織機、物流車両システム開発の新会社を蘭に設立

 豊田自動織機(本社・愛知県刈谷市、大西朗社長)は4月1日、物流車両のシステムを開発する新会社をオランダに設立した。自動運転フォークリフト、無人搬送車、自律移動搬送ロボットなどの自動物流車両・機器を統合制御するシステムを新規開発し、「スマート物流」を実現するコア技術の世界共通化を図る。
 新会社「T-Hive(ティーハイブ)」の所在地はオランダのヘルダーラント州エーデ。資本金は6億4850万円。豊田自動織機グループ各社が蓄積してきたソフトウェア製品やノウハウをもとに、グローバルで汎用性の高い統合制御システムを開発する。
 EC(電子商取引)市場の伸長が続くなか、大規模な物流現場にも対応可能なシステムや世界共通の物流ソリューションで、グローバルに事業を展開する顧客のニーズに応える。また、ソフトウェア開発人材の不足にも対応していく。
 同グループはこれまで、地域・顧客の個別ニーズに応じてシステムを開発してきたが、今後は各社のノウハウ・制御ソフトウェアを新会社に持ち寄り、多様なオペレーション・車両タイプに適応する汎用性・効率性に優れたグローバルなシステム開発を進める。