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20/12/22

鹿児島の水産品、貨客混載を活用し翌日に首都圏へ!

 3rd compass(本社・東京、木村幸太郎社長)は12月18日、ANA Cargo(同・同、外山俊明社長)と南国交通(同・鹿児島市、萩元千博社長)と連携し、貨客混載を利用した首都圏への翌日配送サービスを開始した。
 空港連絡バスの貨物スペースを活用し、鹿児島県の水産品を首都圏へ輸送する。第一弾として鹿児島空港と阿久根・長島地区(出水)エリア間の輸送を行う。これにより、水揚げ翌日には鹿児島から首都圏への高鮮度の商品配送が実現。将来的には、水揚げ当日中の配送の具現化を目指す。

 サードコンパスが運営する生鮮品販売サイト「エドノイチ」では従来、生産地と鹿児島空港までが陸送で2時間弱かかり、首都圏の購入者には翌々日配送となっていた。加えて、空港までのトラックを確保することも難しくなっていた。
 そこで、鹿児島空港と生産地である阿久根・出水地区を結ぶ空港連絡バスに着目。バスの貨物スペースを活用した貨客混載と、ANAカーゴとの連携で当日中に空輸が可能に。その後倉庫に一時保管し、翌日配送が可能となった。
 サードコンパスは、今回の取り組みを契機に、鹿児島県を皮切りに全国各自治体との連携や、県産品の消費拡大を図り、コロナ禍での地方創生に貢献。物流効率化と地域生産者の配達サービス向上、生産地の売上増を目指す。