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20/09/11

日立金属、国内最大級の工具鋼物流センター稼働へ

 日立金属(本社・東京、西山光秋社長)は10月から、国内最大級の規模で金型用工具鋼を取り扱う「東日本物流加工センター」を埼玉県加須市で稼働する。約30億円を投資し、販売会社「日立金属工具鋼」の東日本地区の物流倉庫や加工工場を集約移転。流通体制を整備して、顧客への納入リードタイムを約20%短縮する。

東日本物流加工センター

 

 従来の2拠点5工場を加須市に建築した新建屋に集約。立体自動倉庫を導入し、段階的にプレート加工までの自動化ラインを構築する。ガンドリルマシンを導入して機械加工体制を強化し、EC(電子商取引)システムも刷新して顧客の生産性向上のニーズにこたえる。
 金型用工具鋼は同社の主力製品の1つ。これまで安来工場(島根県安来市)に1万トン級自由鍛造プレスを導入するなど各拠点に設備投資し、工具鋼国内サービス体制の強化を図っている。

 

新組織体制