• 物流機器メーカー

20/08/07

アルペン、3Dロボット倉庫システム「ALPHABOT」を導入

 アルペン(本社・名古屋市、水野敦之社長)は21年7月、村田機械(本社・京都市、村田大介社長)の3Dロボット倉庫システム「ALPHABOT(アルファボット)」を、物流の主要拠点であるアルペン小牧ディストリビューションセンター内に導入する。同システムが関わる物流業務の保管補充、ピッキング、仕分け、梱包の工程で約6割の業務削減を目指す。
 アルペングループはこれまで「スポーツをもっと身近に」のコーポレートスローガンのもと、スポーツ小売業界で多様化する顧客のニーズに合わせて全国に店舗を展開している。
 一方、商品を管理する物流業界では、新型コロナウイルスの影響で非接触志向からEC(電子商取引)利用率が増えたことで物流需要が増加。現場での人手不足が深刻化しつつある。さらに、物流センター内では従業員による密の回避が必要となっているため、DXを推進した新たな物流体制を導入していくことが求められている。
 そこで同社は、強固で効率的な物流体制を作り、多様化する顧客ニーズに継続して応えていくため、これまでの物流体制を一新した新物流戦略を進める第一弾として、日本初となる3Dロボット倉庫システム「ALPHABOT」を愛知県小牧市の小牧DCへ導入することを決定。今後、様々な物流拠点への導入も検討しており、納品時の仕分け作業を軽減し、店舗における業務効率化も進めていくとしている。