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20/07/14

ANAら、ドローンによる非対面医療の実証実験を実施

 ANAホールディングス(本社・東京、片野坂真哉社長)と経済産業省は7月18~19日、オンライン診療・オンライン服薬指導と連動した、ドローンによる処方箋医薬品の定温配送での非対面医療の実証実験を旭川市で実施する。医薬品や日用品などの恒常的な配送体制の維持が困難となりつつある地域の課題解決などに貢献する。
 旭川医科大学がオンライン診療を行い処方箋を発行。アインホールディングス傘下のアイン薬局が提供する医薬品を処方し、エアロセンスのドローンで輸送する。飛行中の温度管理は、トッパン・フォームズのシステムを使用。日通総合研究所らが事業支援を行う。
 本実証では、処方箋医薬品をテーマに、医師・薬局薬剤師の参加・協力のもと、医療分野における実際の活用を想定。以下のシナリオで実証を行う。①旭川医科大学病院のオンライン診療による処方箋に基づき、アイン薬局 旭川医大店にて、薬局薬剤師がオンライン服薬指導のデモンストレーションを実施②アイン薬局 旭川医大店から緑が丘あさひ園までの間で、ドローンによる処方箋医薬品配送を実施③特別養護老人ホーム緑が丘あさひ園に到着後、配送した処方箋医薬品の品質・状態をオンラインにて確認する。
 結果をもとに、北海道内におけるドローンの地域実装に向けて、課題の洗い出しやビジネスモデルの具体的検討を推進。将来的には、地方における通院が困難な患者に対し、オンライン診療→電子処方箋発行→オンライン服薬指導→ドローンによる処方箋医薬品配送、という一連のサービス提供を目指す。