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23/01/31

出前館×エアロネクスト、ドローンを活用した配送の仕組み構築で業務提携

 出前館(本社・東京、藤井英雄社長)とエアロネクスト(同・同、田路圭輔CEO)は2022年12月29日、ドローンを活用した新しい商品流通の仕組みの構築に向け、業務提携した。ドローンなど先端技術を組み合わせて地域の物流ネットワークを維持する新スマート物流「SkyHub(スカイハブ)」の導入を予定している自治体向けに、出前館アプリと連携した空輸と陸送を組み合わせた配送サービスを推進する。
 SkyHubはエアロネクストとセイノーホールディングスが共同で進める物流の新しい仕組み。今回の出前館とエアロネクストの取り組みでは、まずはエアロネクストとセイノーHDが包括連携協定を締結し、スマート物流を開始している福井県敦賀市と茨城県境町から運用をスタート。その後、他の自治体でもSkyHubの社会実装を加速していく構え。
 出前館は全国47都道府県でシェアリングデリバリーのサービスを展開。エアロネクストは産業用ドローンの技術開発をベースにドローンの配送事業を展開しており、人口減少に悩む地方自治体の物流機能維持・最適化に取り組んでいる。
 今回の業務提携によりエアロネクストはドローンの配送の確立とSkyHubの普及を、出前館は展開エリアの拡大を図る考え。提携により結び付きをさらに強化し、新しい商品流通の仕組みを構築する。

左からエアロネクストの田路圭輔CEO、出前館の藤井英雄社長