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26/04/28
猪股物流・自動車局次長、自動運転へ大きな転換期 新技術で取り組み進め

技術革新により、自動運転社会の実現に期待を示した
国土交通省の猪股博之物流・自動車局次長は4月21日、本紙などの取材に応じ今後の自動車行政の抱負を語った。重要な政策の一つに自動運転を挙げた上で、「AIの活用といった技術革新が急速に進んでいる。この1~2年が大きな転換期になる」と期待を示した。
猪股次長は1994年の入省後、自動車関係手続きの電子申請制度の構築、EUとのEPA(経済連携協定)締結時の自動車関税交渉など、さまざまな業務を経験してきた。抱負では「物流・人流共に技術の活用が進む中、技官の経験を生かし、物流・自動車局長を支えていく。職員が前向きに仕事に取り組める環境もつくりたい」とした。
重要な政策の一つに挙げた自動運転では、一部自動車メーカーがAIを使った自動運転機能の開発を進めていることに触れ、「人間に近い動きが期待でき、AIの進化と車づくりを融合することで、自動運転社会を実現できる」と説明。「横展開の可能性が高く、乗用車だけでなく公共交通、物流への展開を後押ししたい」と意欲を示した。
また自動運転を実現するためには、道路と協調する重要性も指摘した。例えば、トラックは高速道路の走行がメインとなる半面、速度の速い重量車が急ブレーキを踏むなどすると、事故が発生しやすいことから、「人以上にスムーズな動きで先を見越した操作が必要になる」と言及。実証を重ねながら、車と道路情報の協調を目指すとした。