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26/03/27

京セラCSとNTT、倉庫AI処理の再エネ100%データセンター集約を検証

 京セラコミュニケーションシステム(本社・京都市、河之口達也社長)とNTT(同・東京、島田明社長)はこのほど、物流倉庫内のAI処理を遠隔の再生可能エネルギー100%データセンターに集約する「エコセントラルコンピューティング」の技術検証を行った。倉庫の設備投資や保守運用負担を低減しつつ、DXや環境負荷軽減の取り組みを進める。

エコセントラルコンピューティングの概要図

 北海道石狩市にあるデータセンターと千葉県流山市にある物流倉庫を、光通信で結び画像処理などを行う。倉庫内で得た映像データを、データセンターでAI処理する完了を構築。データセンターは、100%再生可能エネルギーで運営されていて、環境負荷低減を実現できる。実験では、倉庫内の複数のカメラの映像をデータセンターでAI解析。作業員の動線可視化や異常検知の監視が加納であることを検証した。
 入出荷作業でのロボット活用を想定し、遠隔地のGPU(画像処理装置)サーバーからアームロボットを制御する通信環境を設計。ネットワーク遅延の影響を、最小限に抑えた遠隔ロボット制御が可能であることを検証した。
 位置予測とカメラ映像を使った人流分析で、人とロボットの協調業務を行えることを確認。衝突予測から回避制御送信まで、遠隔地でも1秒未満で対応できることも検証した。
 労働不足やコスト上昇で、物流業界では自動化などの推進が求められている。一方で低炭素の取り組みも必要で、同実現するかは、課題だった。AIによる画像処理では、消費電力の増加も生じる。今回の実験は、遠隔地の低炭素拠点にAI処理を集約し、消費電力や二酸化炭素排出量を抑制できる仕組みの実現可能性を検証した。