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26/03/11

NTTロジ、医療機器物流に「返却AIシステム」を導入

 NTTロジスコ(本社・東京、中江康二社長)はこのほど、返却された医療機器の受入作業をAI技術で自動化する「返却AIシステム」を、同社のメディカルディストリビューションセンター東京に導入し、省人化を実現した。
 返却AIシステムは、作業者が送り状や返却伝票をカメラで撮影するだけで、AIが手書き文字を画像認識技術でデータ化する。略称表記の場合もAIが正式名称に変換する「あいまい検索表示機能」によりWMSの入力を自動化。導入前は熟練作業者が目視で確認しながら手動入力していたが、導入後は属人化を解消し省人化につなげた。
 インプラントなど多様な規格が存在する医療機器では、メーカーがディーラー経由で医療機関に製品を一時的に預け、手術などで使用された時点で買い取る預託販売形態がとられるが、預けられた製品が物流センターに返却される際、作業者は送り状伝票に記載されたディーラー名・医療機関名を目視で確認しながらWMSに入力する。だが伝票の表記は略称や手書きも多く、熟練作業者に依存した属人化や入力ミスによる誤登録が課題で、新システムを導入した。
 NTTロジは今後、同システムを預託販売形態を採用する他の顧客にも展開。また医療機器共同配送サービス「メディカルライナー」などの業界標準プラットフォーム(基盤)の構築にも取り組み、顧客の事業拡大を支援する。