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26/02/16
鈴与商事、日本農業と提携し青森県でりんご事業に参入

高密植栽培のイメージ
鈴与商事(本社・静岡市、伊藤正彦社長)はこのほど、農産物の生産・輸出などを行う日本農業と資本業務提携した。提携で青森県でりんご事業に参入し農業ビジネスの領域拡大を目指す。
提携によるりんご事業は、鈴与商事の子会社ベルファームが担当。2025年11月から日本農業とのりんご取引を開始。ベルファームは青森県内に支店を開設し、青森市浪岡地区に所在する約7・5ヘクタールのりんご園地開発を進めており、4月から定植する。日本農業が導入する高密植栽培を採用し、1反当たり6・5トンの収穫を目指す。
日本農業は16年設立。青森県でりんご生産・販売を先行して行っており、生産から選果・こん包、販売・輸出までを一気通貫で担うノウハウや大規模選果場を持つ。
鈴与グループは、ベルファームでトマトやアスパラガスを生産してきた。だが、温暖化による栽培環境の変化や地域の就農人口減少といった社会課題を踏まえ、持続可能な農業の実現に向けて果樹栽培への事業拡大を検討してきた。また鈴与グループの航空事業のフジドリームエアラインズが青森空港に就航しており、青森地域との結び付きが強いことも、りんご事業参入を後押しした。
鈴与商事と日本農業は、りんご事業にとどまらず、農産品の輸出、物流、農業資材供給など幅広い分野での協業を視野に連携を強化する。