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26/01/26

江崎グリコ×鴻池運輸、冷蔵FCトラック導入 乳業業界で初

グリコマニュファクチャリングジャパン岐阜工場と、冷蔵機能を備えたFCトラック

                   

 江崎グリコ(本社・大阪市、江崎悦朗社長)と鴻池運輸(同・同、鴻池忠彦会長兼社長)は冷蔵機能を備えた燃料電池トラック(FCトラック)を共同で導入し、1月20日、運用を開始した。乳業業界で初の試み。
 グリコマニュファクチャリングジャパン岐阜工場(岐阜県安八町)で製造した給食用の牛乳を地域の小学校へ届ける。
 いすゞ自動車製の車両を、鴻池運輸がトヨタファイナンスからリースする。積載量は2・75トン。航続距離は約260キロメートルで、水素充てん時間は約10~15分。従来のディーゼルトラックと比較して、年間約29・9トンの二酸化炭素の排出削減を見込む。

導入したFCトラックの背面

 両社はFCトラック導入を契機に、水素エネルギーの活用を促進する。冷蔵・冷凍・常温などの複数の温度帯に対応した運用可能性を検証し、食品物流での実用性を高める。
 岐阜工場内には既にFCフォークリフトを導入している。工場に設置した水素ステーションは、通常の運用に加え緊急時にはFCトラックへ水素を供給し、事業継続を確保する。また、配送先の小学校で出前授業を実施する。FCトラックの仕組みや水素エネルギーの特性を紹介し、次世代への環境教育を推進する。