• 物流施設

26/01/26

TRC、平和島自動運転協議会でフィジカルAI荷役WGが発足

 東京流通センター(=TRC、本社・東京、有森鉄治社長)を拠点とする平和島自動運転協議会で、フィジカルAIを活用した荷役WG(ワーキンググループ=作業部会)が発足した。AI・ロボティクス・センシング・デジタル制御などの多様な技術分野の企業と共に、荷役自動化の実装モデルをつくる開発プラットフォーム(基盤)となることを目指す。
 同協議会の三つ目のWG。物流現場での荷役作業の自動化・効率化を目的に、フィジカルAI技術を活用したロボットやシステムを検討する。各事業所での荷役作業の現状把握と課題のリストアップを行い、開発企業との接点を構築。荷役ロボットや自動搬送システムを共に開発できる場として、開発者視点の実装支援を強化する。
 同協議会は2025年12月、TRC建物内の自動運転走行WGと循環型ラストマイル配送WGを発足した。TRC建物内の自動運転走行WGは、高速道路から一般道・物流施設内バースまで走行範囲を広げ、通信課題や管制システムを含めて検討する。循環型ラストマイル配送WGは、羽田空港・高輪・品川を結ぶ自動運転配送ネットワーク構築に向けた技術・運用検証を進めている。フィジカルAI荷役WGは、この二つのWGと連動し、シームレスな(継ぎ目のない)物流モデルの実現を目指す。
 TRCによると、国内では現在、トラックドライバーが運転と荷役作業の両方を担うのが一般的。特定条件下でシステムが全ての運転操作を行う「レベル4」自動運転車両が実現しても、荷役の構造的な問題が残ったままでは社会実装の効果は半減する。一方、荷役領域は国内では解決が進んでおらず、技術開発の余地が大きいという。

平和島自動運転協議会の取り組み状況とフィジカルAI荷役WGの概要