- 行政・業界団体
26/01/06
国交省、大黒天物産に是正勧告 長時間待機、着荷主で初
長時間の荷待ちをさせた疑いがあるとして国土交通省は昨年12月23日、貨物自動車運送事業法に基づき、ディスカウントストアを展開する大黒天物産に是正を勧告した。着荷主への勧告は初。他にも、昨年10~11月に行われたトラック・物流Gメンの集中監視月間では計371件の荷主・元請けに是正指導を実施。今後も運送企業との取引を厳しく監視していく。
勧告は要請後も改善が図られず、違反原因行為をしている疑いに足りる相当な理由が認められる場合に実施される最も重い処分。大黒天物産は2023年9月、要請に伴う改善計画を国交省に提出したが、その後も複数の運送企業から長時間の荷待ちが続いているとの情報があり、改善がないと判断された。
国交省は24年以降、荷主と元請けの計4社を勧告・社名公表し、いずれも発荷主だった。着荷主に対する勧告は初で、長時間の荷待ちなど現場での問題行為が多く指摘される分野にも厳しく対応した形だ。
昨年集中月間要請7件実施
また、昨年の集中監視月間では、運送企業に行った実態調査や関係機関からの情報などを基に、違反原因行為が疑われるとして、荷主・元請けに363件の働き掛けと7件の要請を実施。最も多かったのは長時間の荷待ちで全体の39%を占めた。契約にない付帯作業(29%)、運賃・料金の不当な据え置き(15%)の割合も高かった。
要請、勧告の対象となった企業には違反原因行為の早急な是正を促すとともに、改善計画の提出を指示した。今後、トラック・物流Gメンによるヒアリングや現地訪問を通じてフォローアップを行い、要請後も改善がない場合は勧告し、厳正に対応していく。