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25/12/24

アマゾン、2025年に物流網拡充 名古屋に西日本最大FC

 アマゾンジャパン(本社・東京、ジャスパー・チャン社長)は2025年、物流・配送拠点の拡大を積極的に進めた。西日本エリアで最大となる「名古屋みなとフルフィルメントセンター(FC)」の稼働開始をはじめ、全国6カ所に配送拠点「デリバリーステーション(DS)」を新設し、配送ネットワークを強化した。

 名古屋みなとFCは8月に稼働を開始。延べ床面積約12万5200平方メートルで、壁面太陽光発電や日本最大規模の地中熱空調システムを導入し、持続可能な施設運営を実現している。商品の荷下ろしをサポートする「デパレタイザー」やロボットが商品棚を移動する「アマゾン・ロボティクス」などの先端技術も導入した。

 新設したDSは岡山南(岡山県)、千葉柏(千葉県)、福岡北九州(福岡県)、北海道北広島(北海道)、東京江東(東京都)、石川野々市(石川県)の6拠点。

 また、当日配送専用の新拠点を全国16カ所で展開し、数万点の商品を最短6時間で配送するエリア限定の「エクスプレスマート」を実現。千葉みなとFCでは日本初の一般向け施設見学ツアー「アマゾンツアーズ」も開始し、開始2カ月足らずで1000人の見学者を迎えた。