ヤマト運輸、リコール品回収支援で製品安全対策優良企業表彰 特別賞

表彰式の様子（左から釘宮悦子審査委員長、ヤマト運輸の日比野靖執行役員）

　ヤマト運輸（本社・東京、阿波誠一社長）はこのほど、経済産業省主催の「製品安全対策優良企業表彰」で企業総合部門の「審査委員会賞(特別賞)」を受賞した。リコール品の回収サービスを通じた取り組みが評価された。
　受賞した取り組みは、リコール品を回収プラン策定から回収、検品、アフターフォローまでを支援する「リコール・自主回収サポート」。2007年から開始し、累計400件以上の企業のリコール・自主回収を支援した。
　受賞理由として、リコール品の購買層や居住者の特性を分析したエリア特定型の広告配信や、地域密着型店舗「ネコサポ」の家事代行サービスによる在宅訪問時の該当品確認など、複数の手段を組み合わせた周知施策による回収率向上が挙げられた。また、定期的なセミナー開催やリコール実施企業を対象とした情報交換会の継続的な企画・運営による業界横断した情報共有、リチウムイオン電池製品メーカーとの保管場所の確保や発火対策を通じた被害拡大防止の体制構築も挙がった。 　ヤマトグループとしては2018年に続き５回目の受賞。