- 物流企業
25/12/22
ヤマトマルチチャーター、ドライバー健康管理アプリ本格導入へ
ヤマトグループのヤマトマルチチャーター(本社・京都市、三浦武社長)は、enstem(エンステム)が提供するドライバーの健康・安全管理プラットフォーム「ノビ・フォー・ドライバー」を本格的に導入する。
ウエアラブルなどのデータを起点に、個人・線便(コース)・事業所単位のリスク兆候を可視化し、点呼・休憩・教育・シフト設計に反映できる仕組み。これまでの試験運用で、積み降ろし作業での熱中症リスクの可視化・深夜帯作業での熱中症兆候の正確な検知・長距離走行中の疲労と休憩効果などを確認した。
今後、対象拠点・対象車両を順次拡大し、安全・品質・生産性向上を図る。実事故・ヒヤリハットと各種前兆指標の相関分析を継続し、予兆検知モデルの高度化と運用ルール・教育設計への反映を進める。また、ESG(環境・社会・企業統治)・人的資本の実装やエコシステム連携に取り組む。
両社は今年7月、同システムの試験運用を開始。導入効果などについて検証してきた。