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25/12/19

SGリアルティ、大阪市に三井不と共同開発の物流施設27年9月しゅん工

 SGリアルティ(本社・京都市、栗和田武社長)は2027年9月末、三井不動産と共同開発の物流施設「SGリアルティ・MFLP大阪加島」を大阪市にしゅん工する。グループの佐川急便が1階に入居し、宅配便のラストマイル配送の拠点として活用する。
 所在地は大阪市淀川区加島3ノ16ノ89。敷地面積は約9万4302平方メートル。鉄骨造6階建て。延べ床面積は約21万1798平方メートルで、大阪市内最大という。
 関西では希少な危険物倉庫を併設する。近年ニーズが高まっているリチウムイオンバッテリーや化粧品、塗料、漂白剤、殺虫剤などの保管・配送での活用が可能。また、入居区画1平方メートル当たり35ボルトアンペアの電気容量を確保し、自動化設備や空調の設置に対応する。
 BCP対策では免震構造を採用し、非常用発電機や備蓄品倉庫を備える。防災センター内の設備や受電設備などは高潮発生時の浸水を回避する高さに設置する。また、太陽光発電設備を屋上に設け、屋内照明のLED化などの脱炭素施策を導入する。
 佐川急便は1階の約1万6000平方メートルを利用する。梅田を中心とするエリアの宅配を担う「淀川営業所」を移転・開設する。
 阪神高速11号池田線の加島料金所まで約2・2キロメートル、名神高速道路の尼崎IC(インターチェンジ)まで約4キロメートル、豊中ICまで約5・4キロメートルの立地。また、JR東西線の加島駅から徒歩約4分で、従業員の通勤アクセスにも優れる。

「SGリアルティ・MFLP大阪加島」外観(イメージ)