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25/12/16

日通、通関業務の料金26年1月に値上げ

 NXグループの日本通運(本社・東京、竹添進二郎社長)は2026年1月1日受託分から、通関業務の基本料金を値上げする。料金単価を見直し、安定的で良質なサービスを提供し続けることを目指す。
 各種通関申告や保税関連申請の基本料金を、現行料金に対して平均約25%増額する。少額貨物の簡易通関扱いも同様に改定する。
 通関料の原価構成で大きな割合を占める人件費の上昇が続いたことが響いた。コスト増が自助努力のみでは吸収が困難な水準となった。
 日通によると、EPA(経済連携協定)の拡充や国際情勢の変化などで、通関業務の内容は一層複雑化している。また、コンプライアンス(法令順守)確保のためのシステム関連費用なども増加した。
 通関料金の上限金額は、17年の通関業法改正で撤廃された。一方、実態としては1995年に改定された旧上限金額が目安として長年維持されてきた。