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25/12/11

三井物産流通G×T2、代替燃料の自動運転トラックでセブン商品の輸送へ実証開始

 三井物産流通グループ(本社・東京、柴田幸介社長)とT2(本社・東京、熊部雅友CEO)は12月1日、代替燃料の自動運転トラックでセブン-イレブン・ジャパンの商品を輸送する実証実験を開始した。関東―関西間の高速道路の一部区間で、コンビニエンスストア・スーパー業界で初となる自動運転トラックの長距離輸送を検証する。

(左から)セブンイレブンの山口繁執行役員QC・物流管理本部長、三井物産流通の柴田社長、T2の熊部CEO

 2026年4月までの期間中に計3回、三井物産流通の埼玉第二センター(埼玉県新座市)から関西センター(兵庫県尼崎市)までを結ぶルートで、T2が開発した自動運転トラックを運行する。特定条件下でドライバーが運転を行わない「レベル2」自動運転区間は、東名高速道路の綾瀬スマートIC(インターチェンジ)ー名神高速道路の尼崎IC間。
 セブンイレブンのプライベートブランド「セブンプレミアム」の常温商品を積載する。三井物産流通が物流拠点の提供、積み込み・荷降ろし、運行スケジュール管理、輸送前後のオペレーションを含む物流の統括を担う。
 また、使用済み食用油をもとにバイオ燃料を軽油に配合した「B5軽油」を、自動運転トラックの燃料として初めて活用する。セブンイレブンが店舗配送車にB5軽油を試験導入する「サーキュラーエコノミー」の取り組みを拡大する。