• 物流施設

25/12/11

野村不、愛知県東海市・大府市に大規模物流施設をしゅん工

 野村不動産(本社・東京、松尾大作社長)は10月、物流施設「ランドポート東海大府Ⅰ」を愛知県東海市・大府市にしゅん工した。延べ床面積は約24万6550平方メートルで、ランドポートシリーズ最大規模。首都圏・関西圏両方へのアクセスに優れ、長距離輸送の中継拠点ニーズにも応える。

「ランドポート東海大府Ⅰ」外観

 所在地は東海市名和町・大府市共和町。敷地面積は約9万8265平方メートル。免震構造のプレキャスト・プレストレストコンクリート造の5階建て。各階に接車可能なダブルランプウエー、雨天時の荷役効率化に向けた中央車路などが特長。1階は両面バースで、西区画には低床バースを設けた。特別高圧電力受電で自動化機器・空調設置に対応する。危険物倉庫も併設している。
 伊勢湾岸自動車道の大府IC(インターチェンジ)と大高ICまでそれぞれ500メートル。首都圏と関西圏の2大商圏の中継拠点のニーズが高まる中、中京エリアを形成する名古屋市街地・名古屋港・西三河地区へのアクセスも良好。消費地配送・メーカー物流・輸出入貨物の取り扱いなどに幅広く対応する。
 同社は物流業界の人手不足などの課題解決に向け、地域でのコミュニティ活動の促進による雇用創出や物流施設の魅力向上への寄与を目指している。この一環で今年12月、同施設と今後建設する「ランドポート東海大府Ⅱ」について、東海市・大府市と防災協定を締結した。