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25/12/11
三菱食品と亀田製菓、群馬県板倉町に菓子共同物流センター稼働
三菱食品(本社・東京、京谷裕社長)の子会社であるベスト・ロジスティクス・パートナーズ(BLP)と亀田製菓(同・新潟市、髙木政紀社長)子会社の新潟輸送は10月、群馬県板倉町に菓子共同物流センターを稼働した。メーカー物流と卸物流を垂直統合し、配送車両を削減する。

菓子共同物流センターを稼働した施設外観
同センターは、群馬県板倉町のBLPが契約する約5940平方メートルの倉庫内に、三菱食品の卸売事業の群馬菓子配送センターと、新潟輸送が菓子メーカー各社との共同配送物流を担う北関東共配センターを併設した。小売向け小分け出荷システムを導入し、バラ商品のピッキング生産性を向上させるため、複数オリコンをマルチ台車にまとめてピッキングする。
センター稼働により、三菱食品のBLPの卸物流拠点と新潟輸送の北関東物流拠点を同一建屋内で運営して車両の共有化や両社間の配送を無くし、メーカーから卸売企業までの配送車両を従来比で年間約300台削減し、年間約14トンの二酸化炭素を削減する。庫内運営を新潟輸送に集約し、両社の物流センターに必要な庫内作業者・施設設備の共有化を図り、イニシャルコスト、ランニングコストを圧縮。また両社の配送車両・配送ルートの一元化で車両稼働率を改善する。
両社は、今後バラ積み・バラ降ろしの物流形態が多く入荷待機問題が懸念される菓子物流の改善のため、同拠点でパレット物流を推進する。

メーカー物流と卸物流を垂直統合し、物流を効率化する