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25/12/09

セイノーHDなど、愛知県新城市でドローン活用の「新スマート物流」実証

 セイノーホールディングス(本社・岐阜県大垣市、田口義隆社長)など7者は11月17日~12月19日、ドローンを活用した配送サービス「新スマート物流」の実証実験を愛知県新城市で実施している。長期事業化に向けて、導入の可能性を検討する。
 ドローンの社会実装の早期化などを目指す「あいちモビリティイノベーションプロジェクト」の一環で、セイノーHD、愛知県、新城市、ネクストデリバリー、グリーンサービス、プロドローン、愛知東農業協同組合は共同実証に取り組む。
 荷物を集約するドローンデポを、同市内の商店「Aコープ作手店」敷地内に設置した。期間中、1日に最大5便の物流専用ドローンを運航する。同店のECストアからの注文品を、トラックとドローンを組み合わせて配送する。顧客が店内で買った品を自身で専用箱にセットするドローン配送の依頼も可能。配送先の受取場所となるドローンスタンドは、作手地域内に6カ所設けた。
 遠隔運航管理は、ネクストデリが本社を置く山梨県小菅村から行う。現地での運航などは、主に地域の運送事業者のグリーンサービスが担う。

物流専用ドローン「エアトラック」が離陸する様子(Aコープ作手店の駐車場)