いすゞ、中型トラック「フォワード」を改良

　いすゞ自動車（本社・横浜市、南真介社長兼ＣＯＯ）は中型トラック「フォワード」を改良し、11月27日に発売した。シリーズ全車の安全装備を拡充し、一部車型には「４ＪＺ１」エンジンと９速デュアルクラッチのＡＭＴ（機械式自動変速機）を新規展開した。
　安全装備では、右左折時の歩行者検知の衝突回避・被害軽減ブレーキや、左側方の自転車巻き込みに対応するブレーキ機能を全車に標準装備した。また、「プレミアムパッケージ」選択時には、車線維持支援機能に側方衝突抑制機能を搭載。一部ＭＴ車に車間距離クルーズを展開した。
　一方、エンジンについては「４ＨＫ１」エンジンを改良して燃費性能と静粛性を向上させた。また、一部車型には軽量・高効率な４ＪＺ１エンジンを採用し、独自開発の９速ＡＭＴ「アイシム」と組み合わせて燃費性能と快適性の向上につなげた。
　車型２ＷＧ－ＦＲＲ90ｔ４東京地区希望小売価格は、２ＷＤ・総重量８トン級フルキャブ・エアサスペンション仕様のＦカーゴ（ウイング）・４ＨＫ１エンジン（240馬力）・６速ＡＭＴで1584万8800円（税込み）。

中型トラック「フォワード」