- 物流企業
25/12/03
ヤマト運輸・置き配調査、利用経験者の約7割が「1年で利用増」

グラフ1
ヤマト運輸(本社・東京、阿波誠一社長)が実施した置き配の利用状況に関する調査によると、置き配利用経験者の69・0%が「この1年で置き配利用数が増えた」と回答した。
調査では、同社以外の運送会社も含めた置き配の利用者の割合は75・0%で前年の78・5%からほぼ横ばい=グラフ1。一度置き配を利用した人は利便性の高さからリピート利用している傾向が見られた。同社で最も利用される受け取り方法は、対面配達が44・0%、置き配が36・9%、宅配ボックスが13・3%だった。前年と比較すると、対面配達は4・4ポイント減少した一方、置き配は3・1ポイント、宅配ボックスは3・6ポイント増加した=グラフ2

グラフ2
置き配を安心して利用するため、利用経験者の39・6%が「時間帯指定を活用して、長時間荷物が置かれた状態にならないようにしている」と回答した。置き配を利用しない理由は2年連続で「盗難リスクが不安」が66・3%で1位だった
ヤマト運輸は2024年6月から個人向け会員サービス「クロネコメンバーズ」会員を対象に、宅急便と宅急便コンパクトの受け取り方法に置き配を追加している。それに伴い24年11月に同様の調査の第1弾を実施しており、今回が第2弾。
11月8~14日に、同社公式SNSのアカウントユーザーにアンケートを実施。10~80代で全国1万1735人が回答した。