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25/12/02

日野自、羽村工場26年4月にトヨタへ譲渡

 日野自動車(本社・東京都日野市、小木曽聡社長兼CEO)は、2026年4月の羽村工場(東京都羽村市)のトヨタ自動車への譲渡に関し、11月27日、吸収分割により譲渡する契約を結んだ。
 三菱ふそうトラック・バスとの経営統合に伴い、トヨタとの最適な役割分担を進める。同工場は今後、トヨタグループでのフレーム構造車両の中核工場の一つとなる。
 日野自は今年8月、完全子会社の移管準備会社を設立した。同社に同工場の事業を吸収分割により承継した上で、26年4月1日、全株式をトヨタに譲渡する。譲渡価格は1500億円。また、羽村工場のうち他社からの製造受託に関する事業部門の25年3月期の売上高は1481億5100万円。
 同工場は1963年に開設された日野自の開発・生産拠点で、トヨタのピックアップトラック「ハイラックス」やSUV(スポーツ用多目的車)「ランドクルーザー250」などの受託生産も手掛けてきた。