• 物流企業

25/11/26

日通、Sea&Railに新日本海ルート12月から

 NXグループの日本通運(本社・東京、竹添進二郎社長)は12月1日、海上輸送と鉄道輸送を組み合わせたモーダルコンビネーション型の輸送サービス「Sea&Rail」に、日本海ルートを追加する。
 新日本海フェリーと連携して、サービス対象航路を増やす。津軽海峡を経由する新潟港(新潟市)ー苫小牧東港(北海道厚真町)間の航路を利用してサービスを拡充する。
 独自開発の海陸共用コンテナ「RSVコンテナ」を活用し、積み替え作業無しで海上輸送と陸送を切り替える。また、鉄道やトラック輸送と組み合わせることで、港から離れた場所でも集配に対応する。
 二酸化炭素排出量の削減に寄与する環境にやさしい輸送サービスで、顧客のサステナビリティ経営に貢献する。トラックドライバーの時間外労働時間規制への対応策としても効果が見込める。また、輸送ルートの複線化は災害発生時のBCP(事業継続)にも有効。
 同社は今後も、船会社・フェリー会社との連携による新たなルートの構築を進め、さらなるサービス拡充に取り組む。

新日本海フェリーと連携してサービスを拡充する