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25/11/26

福通、近鉄の回送車両を活用して大阪市から三重県名張市へパンを輸送

 福山通運(本社・広島県福山市、熊野弘幸社長)は11月20・21の両日、近畿日本鉄道(近鉄)やイオンリテール中部カンパニーと連携し、大阪市内で製造されたパンを三重県名張市へ輸送した。近鉄が伊勢から大阪市内へ運行している鮮魚運搬車両「伊勢志摩お魚図鑑」の折り返し回送車両を有効活用した。

「伊勢志摩お魚図鑑」車両

 福通は、大阪市内の「鳴門屋製パン」が製造したパンを、今里支店から大阪上本町駅まで輸送した。近鉄が折り返し回送車両で名張駅まで輸送。イオンリテール中部が名張駅からイオン名張店(三重県名張市)に輸送して、同店舗で販売した。
 福通は今回の取り組みを、新たな輸送機会の獲得と位置付け、ドライバー不足の解消や二酸化炭素排出量の削減を見込む。
 伊勢志摩お魚図鑑の車両は、伊勢から名張行きの近鉄急行の最後部に連結され、乗車は行商の業者に限定。また、大阪上本町からの折り返し回送では貨物を載せず、一般の乗車も受け入れていない。

取り組みを示すヘッドマークを取り付けて運行した