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25/11/26
鈴与と月桂冠、T2の自動運転トラック商用運行で日本酒を輸送
鈴与(本社・静岡市、鈴木健一郎社長)と酒造メーカー月桂冠(同・京都市、大倉治彦社長)は11月28日、T2の自動運転トラック商用運行による日本酒の輸送を開始する。
運行ルートは京都市の月桂冠物流センターから神奈川県厚木市の鈴与厚木物流センターまでの約420キロメートル。このうち自動運転区間は久御山ジャンクション(京都府)―厚木インターチェンジ(神奈川県)間をドライバーがシステムの補助を受けながら運転する「レベル2」で運行する。
「京都の日本酒」の定期輸送に自動運転トラックを本格的に導入し、安定的な供給力の確保を目指す。将来的には決められたエリアでの自動運転を行う「レベル4」の実現を図る。
鈴与と月桂冠は今年7~9月、3回にわたってT2のレベル2の自動運転トラックの実証を実施した。技術・オペレーションの両面で、自動運転トラックの有効性を検証した。
T2のレベル2自動運転トラック幹線輸送の商用運行には、これまでに7社が順次参加している。鈴与と月桂冠は今回の商用運行の成果を踏まえ、27年度に開始予定のT2のレベル4自動運転トラック幹線輸送サービスへの参画も検討する。

(左から)T2の国年賢事業開発本部長、月桂冠の上村太郎物流部長、鈴与の松山典正取締役