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25/11/21

三菱倉庫、132億円で神奈川・平塚の倉庫を再開発 28年新施設しゅん工へ

 三菱倉庫(本社・東京、斉藤秀親社長)は、神奈川県平塚市にある自社倉庫5棟を再開発する。資産回転型ビジネスの一環で、約132億円を投じる。2028年春~夏、新たな物流施設をしゅん工する。
 所在地は平塚市大神。敷地面積は約2万4300平方メートル。鉄骨造4階建てで、延べ床面積は旧施設の2・8倍に相当する約4万8400平方メートル。このうち倉庫部分は約4万2000平方メートル、事務所部分は約2260平方メートル。1・3階にトラックバースを設置する。また、最大8区画に分割できる。
 同社としては国内初の試みとなる資産回転型モデルでの開発。テナント企業を誘致して運用後、2030年度をめどに売却し、投資回収速度と資産効率を高める。
 ロジスティクス事業と不動産事業のノウハウを掛け合わせて開発することで、ロジスティクス機能の提供も可能という。テナント企業の希望に応じて、荷役・輸配送・流通加工・国際輸送などの物流サービスを提供する。
 同社がこれまでに建設してきた倉庫は、営業倉庫としての自社使用を前提としたものが主だった。平塚市の既存倉庫は1970年から倉庫営業を行ってきたが、今年9月末に営業を終了し、建物の解体を進めている。

完成予想図。着工は2026年夏~秋