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25/11/21
三菱ふそう、次世代商用EVの技術開発でイスラエル企業と協業
三菱ふそうトラック・バス(本社・川崎市、カール・デッペン社長兼CEO)は、イスラエルの自動車テクノロジー企業のREEオートモーティブと協業する。このほど、次世代商用EVの開発に向けた基本合意書を締結した。
1年以内に、実証車両1台を共同で製作する。ふそうの電気小型トラック「eキャンター」をベースに、REEのEV向けシャーシ「P7―C」の技術を盛り込む。モジュール式車両プラットフォーム(基盤)でのバイワイヤ・SDV(ソフトウエア定義車両)技術を検証する。
バイワイヤは従来の機械的な接続を電子制御に置き換え、ステアリングやブレーキ、アクセルなどの操作をセンサーと電気信号によって行う仕組み。また、SDVはソフトウエアを通じて車両の機能や性能の制御・更新が可能で、車両の拡張性向上や寿命延長、保有コスト低減などが見込めるという。

ふそうの「eキャンター」(左)とREEの「P7―C」