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25/11/14

日野自G、ハコブの動態管理サービスを茨城県古河市の工場に導入

 日野自動車(本社・東京都日野市、小木曽聡社長兼CEO)と傘下の日野グローバルロジスティクスは10月、茨城県古河市の工場にHacobu(ハコブ)の動態管理サービス「ムーボ・フリート」を導入した。自動車業界向けに機能拡張したサービスを導入して荷待ち・荷役時間を可視化し、ドライバー拘束時間削減につなげる。


自動車業界向けに機能拡張したハコブの「ムーボ・フリート」を導入して入出庫時間を高精度で取得し、荷待ち・荷役時間削減につなげる

 導入は、3社の共同プロジェクトの一環。自動車業界向けにムーボ・フリートの「配送計画ダッシュボード」にGPS測位データ補正や、データを整理するクレンジング機能を拡張。工場構内の細かな位置差異による誤判定を防ぎ、トラックごとの入出庫時間を自動で高精度に取得可能になる。
 自動車業界では、日本自動車工業会の策定した「自主行動計画」の厳守項目で「荷待ち・荷役時間に関わる時間の把握」が求められている。また工場では、必要なものを必要な時に必要な量を生産するジャストインタイム方式が主流で、配送トラックの入出庫情報の正確な把握で、生産管理の徹底とドライバーの拘束時間削減につながる。
 3社は、今後GPS測位精度の向上やデータ分析の自動化を進め、工場全体の稼働効率最適化を目指す。