- 物流企業
25/11/07
近鉄ロジ、半導体戦略の旗艦拠点に「GLP熊本大津」を一棟借り
近鉄ロジスティクス・システムズ(本社・東京、川瀬雅嗣社長)は、熊本県大津町の物流施設「GLP熊本大津」を一棟借りした。九州での半導体戦略の旗艦拠点として活用する。同エリアで急成長する半導体産業の関連部品や精密機械の保管ニーズに応える。
所在地は熊本県大津町杉水3713ノ1他。敷地面積は約6400平方メートル。耐震鉄骨造4階建てで、延べ床面積は約1万3200平方メートル。
ボックス型施設。荷物用エレベーターと垂直搬送機を備え、施設内業務の効率化につなげる。床荷重は1平方メートル当たり1・5トンで、重量物にも対応する。また、全館に空調設備を設けた。
熊本空港から約7キロメートル、九州縦貫自動車道の熊本インターチェンジ(IC)から約11キロメートル、益城熊本空港ICから約16キロメートルに位置する。また、近隣の半導体産業団地には、台湾の半導体企業TSMC(台湾積体電路製造)や半導体製造装置メーカーの東京エレクトロンなどの製造拠点が集積している。近鉄ロジは、同団地と熊本空港の結節点に当たる同施設の立地などを高く評価した。
同施設は10月、日本GLPが熊本県で初めて開発する物流施設としてしゅん工した。

「GLP熊本大津」外観