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25/11/07

日通と大成建設、建設副産物回収で「プラチナ大賞優秀賞 資源循環活用賞」

左から、大成建設の谷山二朗副社長執行役員、日通の杉山千尋代表取締役兼副社長執行役員

 NXグループの日本通運(本社・東京、竹添進二郎社長)と大成建設(同・同、相川善郎社長)は、協働で取り組む「建設副産物巡回回収システム」が「プラチナ大賞」優秀賞の資源循環活用賞を受賞した。
 複数現場を同一車両で巡回し、品目ごとに効率回収・二次輸送することで再資源化を加速させる取り組み。協業による再資源化量の拡大と安定運用、業界全体への普及を進めたことや、運搬コストと二酸化炭素排出量を大幅に削減したことなどが高く評価された。
 両社は今後、回収エリアの拡大・対応品目や建材メーカーの追加・モーダルシフトによる遠距離運搬などのさらなるシステム拡充を図る。建設・物流の両産業での脱炭素と資源循環の高度化に貢献し、持続可能で豊かな社会の実現に寄与する方針。
 同システムはこれまでに「地球環境大賞日本経済団体連合会会長賞」「リデュース・リユース・リサイクル推進功労者等表彰内閣総理大臣賞」「環境省優秀賞」を受賞しており、今回で4度目の表彰。
 プラチナ大賞は、人口減少や環境問題などの社会課題に対し、革新的な発想や技術で解決を目指す自治体・企業・団体を顕彰する制度。「プラチナ社会ネットワーク」が主催し、持続可能で質の高い成熟社会の実現に資する優れた事例を全国に発信している。