• 物流企業

25/11/07

NXHD、米国鉄道輸送の詳細状況を直接確認可能に

 NIPPON EXPRESSホールディングス(本社・東京、堀切智社長)は10月、デジタルフォワーディングサービス「e―NX ビジビリティー」で、米国内鉄道輸送の追跡機能を大幅に拡充した。貨物のより詳細な輸送状況を、顧客が直接確認できるようになった。グローバル物流の透明性向上と迅速な意思決定を可能にする。
 同サービスの画面上で、コンテナナンバーやB/L(船荷証券)ナンバーをキーとして輸送状況を検索すると、鉄道輸送の出発駅での積み込みから到着駅での荷降ろしまでの全ての輸送履歴を時系列で表示する。
 データは列車の到着から出発駅での積載完了時間、途中経由駅の着発時間、荷降ろし駅への到着時間、荷降ろし完了時間までを網羅している。顧客が直接、全行程の詳細をリアルタイムに把握できる。
 これまで、米国内の鉄道輸送の情報提供は、貨物の現在地などに限定されていた。港湾での荷揚げ後は船会社が提供する追跡データに依存しており、出発駅から到着駅までの詳細な輸送履歴や位置情報をリアルタイムで把握することは困難だった。また、鉄道が遅延した場合もタイムリーな情報が得られないなどの課題があった。

「e―NX ビジビリティー」の画面イメージ