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25/11/05

F-LINE、11月20日にT2の自動運転トラック商用運行を開始

 F-LINE(本社・東京、坂本次郎社長)は11月20日、関東―関西区間でT2の自動運転トラックの商用運行を開始する。F-LINEが取り扱う加工食品メーカー6社の荷物をレベル2自動トラックで輸送。自動運転トラック導入で、加工食品の国内市場拡大と、トラックドライバー不足に対応する持続可能な輸送体制構築を目指す。
 商用運行では、味の素、カゴメ、日清オイリオグループ、日清製粉ウェルナ、ハウス食品グループ本社、ミツカンの6社の荷物を、特定条件下でシステムが自動運転を行うレベル2自動運転で輸送。F-LINEの川崎物流センター(神奈川県)と西宮物流センター(兵庫県)の510キロメートル区間で定期運行し、うま味調味料やトマトケチャップなどを輸送する。
 F-LINEとT2は2~10月でレベル2自動運転トラックを用いた幹線輸送の実証を5回実施。既存の運行と同等の輸送品質や安全性を担保できることを確認し商用運行の参画を決めた。
 F-LINEと6社は、今回の商用運行実績を踏まえ、T2が2027年から開始する特定条件下でのシステム完全自動運転のレベル4自動運転トラック幹線輸送サービスの参画を検討する。