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25/10/28

日立建機、ハコブの「ムーボ・バース」8拠点で活用し待機車両ゼロ実現

 日立建機(本社・東京、先崎正文社長)は、茨城県土浦市の基幹工場を含む国内8拠点でHacobu(ハコブ)のトラック予約受付サービス「ムーボ・バース」を導入した。カメラによる車両ナンバー認証システムと組み合わせて、待機車両ゼロや物流業務の標準化を達成した。
 全社横断プロジェクトとして、開始から1年半で8拠点への導入を完了した。荷待ち時間や構内滞留時間をデータで可視化した。法令対応に向けた定量評価の基盤として活用する。
 来場時間の平準化で荷受作業効率が向上した。必要なバースや人員・機材を見える化できた。待機車両が解消され、工場内の安全性が向上した。また、カメラ認証とペーパーレス化で現場負担も軽減した。
 日立建機は油圧ショベルを中心とした建設機械の開発・製造・販売・サービスをグローバルに展開している。国内8拠点で部品調達から完成機の出荷、海外輸出まで幅広い物流業務を担う。これまで、荷受け業務が午前中に集中し、待機車両が多いなどの課題があったが、ムーボ・バース導入を通じて改善した。

車両ナンバー認証システムとムーボ・バースで、入場受付を円滑化した