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25/10/24

トラック4社、豊田通商らと自動運転「レベル4」実用化へ新東名で総合走行実証を開始

 いすゞ自動車(本社・横浜市、南真介社長兼COO)、日野自動車(同・東京都日野市、小木曽聡社長兼CEO)、三菱ふそうトラック・バス(同・川崎市、カール・デッペン社長兼CEO)、UDトラックス(同・上尾市、伊藤公一社長兼CEO)は10月21日、新東名高速道路で、自動運転トラックの総合走行実証を開始した。

UDトラックス、いすゞ、先進モビリティ、日野、三菱ふそうの自動運転実験車両

 豊田通商、先進モビリティ、日本工営、みずほリサーチ&テクノロジーズが2021年度に経済産業省・国土交通省から受託した自動運転の実装に向けた事業の最終年度に当たる取り組み。特定条件下で、システムが全ての運転操作を行う自動運転「レベル4」の実用化を目指す。
 新東名の新御殿場インターチェンジ(IC、静岡県御殿場市)-岡崎サービスエリア(SA、愛知県岡崎市)間に設置された自動運転サービス支援道ではレベル4、その他区間ではドライバーが乗車した状態の自動運転「レベル2」の走行を検証する。

総合走行実証のイメージ

 駿河湾沼津SA(静岡県沼津市)と浜松SA(同浜松市)での自動発着・合流支援による自動合流、路側機器による先読み情報支援による自動車線変更・自動速度調整を検証する。また、異常時対応を含む運行監視機能の評価を行う。
 12月までに検証し、自動運転トラックの技術面・運用面での環境整備の標準化につなげる。検証の成果は、インフラ整備者・自動運転車両提供者向けの「高速道路でのレベル4自動運転トラック導入の手引き」、物流・運送事業者向けの「自動運転トラック活用ガイドブック」として取りまとめる。