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25/10/21

ヤマト運輸、福島県郡山市にグループ高付加価値機能の統合拠点

 ヤマト運輸(本社・東京、阿波誠一社長)は10月20日、福島県郡山市にロジスティクス機能を備えた「郡山ロジセンター」をしゅん工した。2026年10月には全国仕分け・輸配送機能とロジスティクス機能の一体型施設もしゅん工し、グループが保有する高付加価値機能を結集させる。東北でグループ最大の延べ床面積を持つ物流拠点として、法人顧客の事業戦略に貢献する。
 所在地は郡山市大槻町中ノ平地内。郡山ロジセンターは敷地面積2万1015平方メートル、延べ床面積8620平方メートル。バース28台。また、26年10月しゅん工の仕分け・輸配送とロジ機能一体型施設と合わせた敷地面積は計約6万8222平方メートル、延べ床面積は計約4万9831平方メートル。バースは計113台分となる。常温・冷蔵・冷凍の3温度帯に対応する。
 首都圏へのアクセスに優れた立地を生かし、サプライチェーンの効率化につなげる。太陽光発電設備、蓄電池などを備えて再生可能エネルギー由来電力を活用し、環境にも配慮する。
 また、ヤマト運輸は10月20日、郡山市、プロロジス、NTT東日本福島支店、フクダ・アンド・パートナーズと、災害支援に関する連携協定を締結した。郡山ロジセンターは広域物流・広域防災連携の拠点として開発された物流施設集積パーク「福島郡山LLタウン」内に所在している。ヤマト運輸は災害支援物資の集積場所を提供し、災害発生時に避難所に配送する。

1棟目の「郡山ロジセンター」を「福島郡山LLタウン」内にしゅん工した