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25/10/20

富士ロジHD、厚木・相模原の物流拠点網を拡大

「厚木三田第2ロジスティクスセンター」外観

                                 

 富士ロジテックホールディングス(本社・東京、鈴木庸介社長)はこのほど、神奈川県厚木市の「KDXロジスティクス厚木」内に新たな物流拠点「厚木三田第2ロジスティクスセンター」(延べ床面積6739平方メートル)を開設した。厚木市・相模原市周辺の拠点は8施設、同エリアの総面積は9万3479平方メートルとなった。首都圏への物流ネットワークをさらに強化する。
 所在地は厚木市三田上川原2079。圏央道圏央厚木インターチェンジ(IC)から3・6キロメートル、東名高速道路厚木ICから6・9キロメートルと高速道路へのアクセスに優れる。都心から50キロメートル圏内の好立地を生かし、首都圏へのスムーズな配送が可能だ。

音声ピッキングを用いた作業の様子

 同社は厚木市・相模原市周辺に集中展開し、拠点間で人員の相互応援や荷物の柔軟な振り分けを行い、顧客の急な物量変動にも迅速に対応できる体制を整備してきた。アパレル、食品、家具、文書保管など多岐にわたる商材、さまざまな業界ニーズに対応する。
 加えて、同社独自の音声ピッキングシステム「VIPS」を神奈川事業部で取り扱う荷主業務の95・0%(8月末現在)で導入。音声ガイダンスと無線ハンディー端末を使用したハンドフリー作業で、従来比で生産性を1・4倍に向上させた。同システムへの統一により、拠点間で作業方法の差が少なく、応援スタッフへの作業指導や情報共有にかかる時間を大幅に短縮できる。