- 物流企業
25/10/16
ダイセーHD、物流特化の外国人材マッチングサービスを開発・導入
ダイセーホールディングス(本社・東京、栗田秀男社長)は、傘下のダイセーベホワークスが開発した物流業界特化型の外国人材マッチングサービス「ドライビーリンク」を、グループ6社に導入した。
ドライビーリンクは、特定技能ドライバー・整備士育成マッチングサービスとして、物流企業と外国人送り出し機関をつなぐ。物流業界の人手不足が深刻化する中、多様な人材の活躍を推進する。
同サービスを導入した6社のうち、イズミ物流では現在、9人の特定技能1号ドライバーが勤続している。同社は2024年8月、国籍・ジェンダー・年齢を問わない「外国人ドライバー採用プロジェクト」を開始した。ドライビーリンクは既存取引先以外の人材紹介会社からも応募があり、採用の裾野が広がるメリットがあるという。
ダイセーベホワークスはベトナムのハノイに本社を置き、物流業界向けのシステム開発を中心に事業を展開している。ドライビーリンクは今年3月にサービス提供を開始し、これまでにグループ6社を含む物流企業8社、送り出し機関17社に導入されている。
ドライビーリンクは、企業が求人票を公開すると、送り出し機関がマッチする人材の履歴書をアップロードし、企業と求職者のオンライン面談を経て採用を決定する仕組み。採用に至れば、採用企業から送り出し機関へ支払いが発生するが、採用企業からドライビーリンクに対する費用は発生しない。また、採用に至らなかった場合、費用は一切かからない。今後、AIサポート機能などを追加し、採用後の定着支援も強化する。

物流企業と外国人送り出し機関をつなぐマッチングサービス「ドライビーリンク」