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25/10/15
コクヨ、物流課題解決の産学連携拡大 今年度は全国4大学体制に

カウネット東日本物流センターを現場視察。ピッキングも体験した
コクヨ(本社・大阪市、黒田英邦社長)は10月8日、千葉商科大学サービス創造学部の大下剛准教授ゼミと連携した2025年度「物流×産学連携プロジェクト」のキックオフイベントを開催した。
同プロジェクトは、コクヨグループの物流機能を担うコクヨサプライロジスティクス(KSL)が2021年に千葉商科大と共同で開始した。物流業界の課題解決と次世代人材育成を目的に、学生の新鮮な視点を活用して持続可能な物流の実現を目指す。24年度からはコクヨのビジネスサプライ事業本部が運営を担当している。
25年度はこれまでの首都圏・近畿に加え、中部・九州の大学でも展開し、全国4大学体制で実施する。
8日の千葉商科大とのキックオフでは学生約18人がオフィス用品通販「カウネット」の東日本物流センターを訪問。現場へのヒアリングやピッキング体験を通じて物流の最前線を体感した。今年度のテーマは「未活用の時間・空間・人材の活用」。倉庫・事務・ドライバーなど物流に関わる働き手全般を対象に、学生が2チームに分かれて課題解決策を立案する。11月に中間報告会、12月11日にコクヨ品川オフィスで最終報告会を予定している。

千葉商科大学大下ゼミ所属学生たち