- 物流企業
- その他
25/10/09
セイノーHD、山口県下関市で貨客混載AIオンデマンドバスの実証実験

貨客混載のデモンストレーション
セイノーホールディングス(本社・岐阜県大垣市、田口義隆社長)は10月1日、山口県下関市で、貨客混載AIオンデマンドバスの実証実験を開始した。少ない車両・ドライバーで効率的に運行する仕組みを構築し、地域住民の移動や買い物支援を一体的に提供することを目指す。
住友商事、大新東、REAなどと連携して持続可能な地域交通・物流モデルをつくる「マイルワンプロジェクト」。下関市から委託を受け、「下関市共創モデル実証運行事業」として2026年3月末までの6カ月間、下関市豊田町全域で貨客混載のAIオンデマンドバスを運行する。
利用者の要求に応じて提供するオンデマンド方式で、電話やアプリから予約可能。車両の空きスペースや空き時間を活用してスーパーの総菜や日用品セット、カタログの商品を利用者の自宅まで届ける。
また、産学官での地域共創を推進する。下関市立大学と連携し、システム上のデータ分析と定量面・定性面の住民アンケート、個別ヒアリングなどで効果を測定する。