- 物流企業
25/10/09
西久大運輸倉庫、尿素水を海外から自社調達
西久大運輸倉庫(本社・福岡市、伊東健太郎社長)は、ディーゼルエンジン車の排気ガス処理用薬剤の尿素水「アドブルー」の海外からの自社調達を開始した。
アドブルーの選定・買い付け・輸入の体制を構築した。同社はこれまで、通関業務を通じて海外貨物の取り扱いを行ってきたが、自社主体での海外調達は初めて。

輸入した「アドブルー」をコンテナからフォークリフトで降ろす様子
買い付けに当たっては現地で製造現場の視察や品質確認を行った。また、福岡銀行の協力を受けた。多くの支援を得ながら取り扱いを開始したという。
今後は海外取引の幅を広げるとともに、将来的にはアドブルーの販売事業も視野に入れ、物流インフラの支援に貢献する方針。
アドブルーはドイツ自動車工業会の登録商標。ディーゼルエンジン車の排気ガスを浄化するために必要な薬剤で、排ガス中の有害物質を化学的に無害化するために使用が義務付けられている。