- 物流企業
25/10/02
JR九州・ヤマト、九州で手荷物当日配送
JR九州(本社・福岡市、古宮洋二社長)とヤマト運輸(本社・東京、阿波誠一社長)は10月1日、福岡空港国際線ターミナルで預かった手荷物を熊本県と鹿児島県の宿泊施設へ当日中に届けるサービスを始めた。増加する九州地域の観光客の快適性や利便性向上を目指す。

手ぶら配送の荷物はこう届く
ヤマト運輸の福岡空港国際線旅客ターミナルビル内宅急便カウンターで、午前7時30分から11時に預かった荷物を、ヤマト運輸がトラックでJR博多駅まで輸送。その後、JR博多駅発の新幹線に積み替え、客貨混載でJR熊本駅(熊本市)とJR鹿児島中央駅(鹿児島市)へ輸送する。駅到着後、ヤマト運輸のトラックに積み替え、配送先最寄りの営業所を経由し、午後6時以降に対象宿泊施設へ届ける。
近年、九州を訪れる観光客は増加傾向にあり、2024年にはコロナ禍前の水準を超えた。福岡空港では25年3月に第2滑走路の利用開始と国際線ターミナルがグランドオープンし、さらなる観光客の増加が予想されている。両社は今後、顧客のニーズに合わせてサービスの受付場所を拡大し、さらなる手ぶら観光の推進を目指す。