- 物流企業
25/10/02
NXHD、米子会社が最大拠点を米医薬品基準準拠に全面改修
NIPPON EXPRESSホールディングス(本社・東京都、堀切智社長)傘下のMDロジスティクスは7月、米国インディアナ州プレインフィールドの物流拠点で定温エリア(摂氏15~25度)を整備した。医薬品物流能力の拡充を図る取り組みで、改修により同拠点は米国の医薬品の製造・品質管理に関する規制基準(cGMP)に準拠した施設となり、医薬品や健康関連製品の最適な保管環境を実現した。

改修した南側部分
総面積約3万7000平方メートルのうち、南側の約1万8500平方メートルを改修した。昨年9月には北側の約1万8500平方メートルを定温エリアと冷蔵エリア(摂氏2~8度)の2温度帯を備えたcGMP準拠施設に改修しており、今回の南側改修で全館が医薬品専用倉庫となった。
インディアナ州は米国中西部の物流拠点で、製薬会社やライフサイエンス関連企業が集積する。温度管理が可能でcGMPに準拠した物流施設への需要が拡大しており、MDロジスティクスは既存顧客だけでなく新規顧客からの需要にも柔軟に対応できる体制を確立した。