- 物流機器メーカー
25/10/01
三菱ふそう、物流機能効率化へ輸入部品倉庫も横浜・新子安の拠点へ移転
三菱ふそうトラック・バス(本社・川崎市、カール・デッペン社長兼CEO)は、横浜市鶴見区の物流施設「新子安グローバルロジスティクスセンター」に輸入部品倉庫を移転する。10月1日、業務を開始した。
同社は今年5月、輸出部品倉庫を川崎市東扇島から同所へ移転した。さらに、輸入部品の取扱業務も大黒ふ頭(横浜市鶴見区大黒町)から移管・集約することで、工場外物流機能を統合する。物流機能の効率化や業務効率の向上につなげる。
所在地は横浜市鶴見区生麦1ノ18の物流施設「MFLP横浜新子安」(延べ床面積約13万6000平方メートル)内。三菱倉庫が一括貸借し、三菱ふそうに提供する。三菱ふそうが使用する部分の延べ床面積は約12万平方メートル。
輸出部品こん包倉庫との工場間物流距離短縮や、輸入部品こん包資材の再利用などの効率化を図る。また、三菱倉庫が開発した部品向け倉庫管理システム「ピーミューズ」を活用して庫内作業を効率化する。
三菱ふそうは2013年、横浜市鶴見区大黒町の大黒ふ頭に輸入部品倉庫を開設した。海外からの輸入部品を保管後、トラックを生産する川崎製作所や、バスを製造する三菱ふそうバス製造、さらに移転前の東扇島の輸出部品倉庫へ供給してきた。25年8月末時点で約5250部番・1300万点の部品を保管していた。

「新子安グローバルロジスティクスセンター」外観