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25/09/26
フェリシモ、10月日本包装産業展でこん包改善による配送効率化を紹介

新たに開発した「商品お届け袋」
通信販売大手のフェリシモ(本社・神戸市、矢崎和彦社長)は10月7~10日、東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催される「JAPAN PACK2025日本包装産業展」に出展する。新たな商品こん包袋の開発で培った知見を基に、環境配慮と配送効率化を両立するサステナブル(持続可能)な物流手段を提案する。
同社は2023年10月、EC物流での環境負荷と再配達という社会課題に対応する目的で、ポスト投函(とうかん)が可能な新しい「商品お届け袋」を導入した。
顧客・配送ドライバー・自然環境それぞれに配慮して開発し、資源量を従来の箱(最薄タイプは約110グラム)の4分の1に当たる約26グラムに大幅削減。年間で約2・5トンの資源削減を達成したという。
ポスト投函サイズにすることで、再配達の手間と二酸化炭素も削減した。袋状のため中身の厚さに合わせた無駄のないこん包が可能で、配送効率も向上させた。
また、クラフト紙の弱点だった雨ぬれ対策として、内側に特殊なはっ水ニス加工を施した。外側は紙の質感のままで、配送伝票が剥がれにくいという安全性も両立している。