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25/09/25

九州西濃、農林中金長崎支店と連携協定

 セイノーグループの九州西濃運輸(本社・福岡市、中田晃社長)は9月19日、農林中央金庫長崎支店と連携協定を締結した。地域の物流課題の解決を図り、農林水産業・環境・地域社会の持続的発展につなげる。
 両者は今年2月、JA島原雲仙管内の廃棄ニンジン・廃棄ブロッコリーを県内動物園へ運搬する取り組みを開始した。今回の連携協定を通じ、廃棄野菜の有効活用を九州全域へ拡大する。また、九州西濃の物流網や輸送サービスを活用し、県内JA・漁連や農林水産業従事者の物流費抑制や低温流通網の拡充を図る。
 これまで費用をかけて廃棄されていた規格外の野菜が有効利用されることで、生産者所得の向上や食品ロス削減といった環境や地域社会の課題解決につながっているという。廃棄野菜の有効活用や農林水産物の流通課題を解決することで、カーボンニュートラルの実現と持続可能な地域社会を目指す。

農林水産業の課題解決に向けた連携協定(イメージ)