- 物流企業
25/09/17
上組、印コンテナターミナル企業を子会社化
上組(本社・神戸市、深井義博社長)は、インドでコンテナターミナル事業などを手掛けるサウラシュトラ・フレイトを子会社化する。海外事業の競争力強化を図り、2030年3月期を最終年度とする中期経営計画の目標達成につなげる。
サウラシュトラ・フレイトは17年1月16日設立。資本金1700万円。インドのマハラシュトラ州ムンバイに本社を置く。同国のムンドラ港で、コンテナフレートステーションを活用したコンテナ貨物の取り扱い・保管業務やフォワーディング業務を展開し、トップクラスの実績を持つという。25年3月期の売上高は58億2900万円。
上組は9月12日の取締役会で、サウラシュトラ・フレイトを子会社化することを決議した。サウラシュトラ・フレイトの株式の87・75%に当たる87万7500株を取得する。株式譲渡実行日は今年12月1日。また、残る株式も5年後をめどに取得する。
近年、インド市場はさまざまな産業で世界中から注目されており、今後もさらに発展は続くと予想されている。上組も同国の旺盛な物流需要を見込み、国際複合一貫輸送や近隣諸国の現地法人との連携によるビジネスチャンス創出を目指す。