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25/09/17

日通×JR貨物×ホンダ、EV電池の長距離輸送を鉄道コンテナ輸送に

 NXグループの日本通運(本社・東京、竹添進二郎社長)は、ホンダ、JR貨物と共に、ホンダ製EVのバッテリーパックの長距離鉄道輸送を開始した。
 バッテリー出荷拠点(茨城県)から、車両組み立てを行うホンダ鈴鹿製作所(三重県)までの輸送で、宇都宮貨物ターミナル駅(栃木県宇都宮市)―四日市駅(三重県四日市市)間の約500キロメートルを鉄道輸送する。さらに、バッテリーパックの積載治具の積み降ろしを円滑化する特別仕様のホンダラッピングコンテナを導入し、安全性と作業効率の向上を図る。
 従来の全区間トラック輸送と比較して、二酸化炭素排出量は年間約74・5%(約698・5トン)削減、長距離トラック運行に伴うドライバーの拘束時間は同約78・8%(約2542時間)削減すると見込んでいる。

8月25日、「ホンダラッピングコンテナ」の納品式典で(左から)日通執行役員でモビリティセールス部担当の佐々木治氏、ホンダ執行職で生販物流・間接材統括部長の大澤裕一氏、JR貨物執行役員で鉄道ロジスティクス本部営業部長の麦谷泰秀氏